研究紹介 > 刊行物 > 研究成果選集 > 第2期 中期計画成果集 > 重点課題イアb 木質系資源の機能及び特性の解明
更新日:2011年6月10日
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リグニンをイオン液体中で加熱処理することで、共役二重結合の導入が可能であることを見いだしました。
木材中の20~30%を占めるリグニンをほとんど変性させないまま高効率に取り出すことが出来るようになりました。これにより新しいリグニン利用研究が可能になりました。
樹皮タンニンはアミン類と反応して、酸化を経由したアミノ化と高分子化が起こることを明らかにしました。
減圧式マイクロ波水蒸気蒸留法によって採取したスギやトドマツの葉油が環境汚染物質である二酸化窒素除去作用を示すことを明らかにしました。
現行の規格で認証された木竹酢液中のホルムアルデヒド含有量は107~602ppmと高くないことを明らかにしました。
スギ心持ち材(用語解説)を割れなく乾燥するために行う熱処理の処理時間を自動的に決定する方法を考案しました。
合板工場の乾燥廃液に含まれる粘着性物質は燃料としてすぐれた発熱量を有し、また高い抗菌活性をもつことが明らかとなりました。
スギ材の収縮率は、品種や樹幹内部位で異なり、セルロースミクロフィブリルの方向に影響されることを明らかにしました。
スギ心材形成時の水分布と心材成分の蓄積部位を細胞レベルで可視化し比較する手法を開発しました。
長期間保存された木材中にもDNAが残存していることが分かり、木材製品の樹種や産地の識別にDNA分析が適用できることが分かりました。
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