独立行政法人 森林総合研究所
理事長 鈴木和夫
森林は大気中の二酸化炭素を吸収・蓄積し、地球温暖化を緩和するという重要な役割を担っています。現実には、途上国での森林減少・劣化が総排出量の2割に相当する二酸化炭素を排出していることから、その排出削減に注目が集まるようになりました。同時に、森林は生物多様性によって多くの恵みを提供し、地域社会に経済的にも貢献しています。これらの視点から、森林減少・劣化の問題を解決し、森林の保全を進める必要があります。
2009 年COP15 のコペンハーゲン合意は、途上国の森林減少・劣化による排出の削減や森林保全等をめざしたREDD プラスの枠組み構築の必要性を強調しました。このような国際情勢を背景に、(独)森林総合研究所はREDD 研究開発センターを開設いたしました。
(独)森林総合研究所は、熱帯林研究やリモートセンシング、違法伐採など、REDD プラスに係わる研究について経験と実績をもち、加えて各国との研究協力関係をもっています。REDD 研究開発センターは、これらの技術、経験を結集し、REDD プラスについて世界の研究をリードする組織を目指しています。
