研究紹介 > 研究組織 > 森林研究部門 > 森林防災研究領域

更新日:2023年4月1日

ここから本文です。

森林防災研究領域

森林は土砂災害や気象災害を防ぎ、安定した水資源を供給する重要な役割を果たしています。また、二酸化炭素を吸収して温暖化を防ぐなど地球環境を保全するうえでも重要な存在です。森林防災研究領域では、森林の持つ水源涵養機能、災害防止機能や環境形成機能の解明をつうじて、安全で安心な社会を実現するための研究を行っています。

研究員

【森林防災研究領域】

<キーワード>

浅野 志穂 外部リンク用アイコン(領域長)

地すべり、斜面災害、治山技術、水文地質

岡野 通明 外部リンク用アイコン(併任)

快適環境形成機能、木陰緑陰、温熱環境、WBGT

【水流出管理担当チーム】  

久保田 多余子 外部リンク用アイコン(チーム長)

安定同位体、流出解析
【リスク評価担当チーム】  

村上 亘 外部リンク用アイコン(チーム長)

GIS、地形解析、災害調査
【気象環境評価担当チーム】  

安田 幸生 外部リンク用アイコン(チーム長)

気象害リスク、森林災害時の気象要因、森林―大気間エネルギー・物質交換
【水保全研究室】

 

清水 貴範 外部リンク用アイコン(室長)

蒸発散、フラックス、精度評価

飯田 真一 外部リンク用アイコン(主任研究員)

蒸発散、樹液流、遮断、熱帯季節林

小田 智基 外部リンク用アイコン(主任研究員)

降雨流出過程、物質循環、森林伐採

岩上 翔 外部リンク用アイコン(主任研究員)

降雨流出過程、基盤岩地下水、間隙空気、セシウム137

籾山 寛樹 外部リンク用アイコン(任期付研究員)

流出モデル、影響予測、蒸発散
【山地災害研究室】  

岡田 康彦 外部リンク用アイコン(室長)

山地災害発生メカニズム、地すべりダイナミクス、森林の防災機能

小川 泰浩 外部リンク用アイコン(主任研究員)

緑化、植生回復、侵食防止

【治山研究室】

 

岡本 隆 外部リンク用アイコン(室長)

地すべり、積雪災害

鈴木 拓郎 外部リンク用アイコン(主任研究員)

土石流、流木、粒子法

經隆 悠 外部リンク用アイコン(研究員)

土石流、流木、ドローン、多視点写真測量

大澤 光 外部リンク用アイコン(研究員)

地すべり、水文地質、地中水、融雪
【気象害・防災林研究室】  

野口 宏典 外部リンク用アイコン(室長)

海岸林、津波

南光 一樹 外部リンク用アイコン(主任研究員)

飛砂動態、樹木力学、海岸林、レーザーセンサ

藤田 早紀 外部リンク用アイコン(研究員)

海岸林、環境ストレス、樹木根

宮下 彩奈 外部リンク用アイコン(併任)

気象害、風害

岩﨑 健太 外部リンク用アイコン(併任)

気象害、防風林、海岸林、森林水文学
【気象研究室】  

小南 裕志 外部リンク用アイコン(室長)

微気象学、森林生態学、雪氷水文学、森林水文学

深山 貴文 外部リンク用アイコン(主任研究員)

生物起源揮発性有機化合物、イソプレン、オゾン、フラックス

吉藤 奈津子 外部リンク用アイコン(主任研究員)

蒸発散、同位体年輪、林野火災

【十日町試験地】  

竹内 由香里 外部リンク用アイコン(十日町試験地長)

積雪、雪崩

勝島 隆史 外部リンク用アイコン(主任研究員)

冠雪害、雪崩、水みち、湿雪

勝山 祐太 外部リンク用アイコン(研究員)

温暖化影響、山地雪氷災害、積雪、降雪

 

写真1:斜面実験により豪雨時の土砂災害発生メカニズムの研究を行っています

斜面実験により豪雨時の土砂災害発生メカニズムの研究を行っています

写真2:国内各地の山林で発生する土砂災害について調査・研究を行っています

国内各地の山林で発生する土砂災害について調査・研究を行っています
(2015年に石川県手取川上流で発生した崩壊)

 

写真3:森林流域から流出する水の量を観測しています

森林流域から流出する水の量を観測しています
(群馬県みなかみ町宝川森林理水試験地)

写真4:森林による二酸化炭素吸収量の変動を観測しています

森林による二酸化炭素吸収量の変動を観測しています
(富士吉田試験地)

写真5:海岸林が津波災害を軽減するメカニズムについて研究を行っています

海岸林が津波災害を軽減するメカニズムについて研究を行っています

写真6:冠雪害をはじめとする森林の気象災害の研究を行っています

冠雪害をはじめとする森林の気象災害の研究を行っています

写真7:森林の雪崩災害防止機能を明らかにするための観測を行っています

森林の雪崩災害防止機能を明らかにするための観測を行っています
(妙高・幕ノ沢雪崩試験地)

写真8:水の安定同位体比から降雨中の飛沫蒸発量を推定する研究を行っています

水の安定同位体比から降雨中の飛沫蒸発量を推定する研究を行っています
(十日町試験地)

 

研究内容

以下の研究内容は、主として運営費交付金(基幹課題アアa)で遂行しています。

  • 山地災害危険度の評価技術の開発
  • 治山施設等による被害軽減に関わる技術開発
  • 海岸林等の防災機能の高度化に関する研究
  • 森林の風害、雪害、火災等に関する研究
  • 雪崩の発生や流下に関する研究

以下の研究内容は、主として運営費交付金(基幹課題アアb)で遂行しています。

  • 環境変動、施業等が水循環に与える影響に関する研究
  • 森林生態系における水動態の解明

以下の研究内容は、主として運営費交付金(基幹課題アイa)で遂行しています。

  • 森林―大気相互作用に関する研究

主なプロジェクト

  • 山地災害リスクを低減する技術の開発(H28~R2政府等外受託)
  • 土石流の急激な侵食発達機構の解明と粒子法による評価手法の開発(H28~H30科研費)
  • MRIによる積雪内部での選択流の動態把握と数値予測手法の開発(H28~H30科研費)
  • 13Cラベリングとイオン顕微鏡を組み合わせた森林樹木への炭素固定プロセスの解明(H27~H30科研費)
  • 流下する雪崩に対する森林の減勢効果の研究(H27~H31科研費)