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更新日:2023年4月1日

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木材改質研究領域

木材改質研究領域は、非住宅・中高層建築物等、多様なニーズに対応した木材利用を拡大するため、木質材料の防耐火性能向上、生物劣化抑制、耐候性向上・高機能化技術と、性能評価・維持管理技術に関する研究を行っています。

研究員

【木材改質研究領域】 <キーワード>

石川 敦子 外部リンク用アイコン(領域長)

耐候性、エクステリア塗装

原田 寿郎 外部リンク用アイコン(研究専門員)

燃焼、難燃化、防火

桃原 郁夫 外部リンク用アイコン(研究専門員)

森林保存、木材の土木利用

【防耐火担当チーム】  

上川 大輔 外部リンク用アイコン(チーム長)

防耐火、耐火構造、難燃薬剤処理
【機能化研究室】  

松永 正弘 外部リンク用アイコン(室長)

寸法安定性、熱処理、アセチル化、超臨界処理、化学加工

小林 正彦 外部リンク用アイコン(主任研究員)

木材・プラスチック複合材(混錬型WPC)、力学物性、耐候性

前田 啓 外部リンク用アイコン(主任研究員)

耐候性、高機能化、維持管理

神林 徹 外部リンク用アイコン(主任研究員)

耐候性、気象劣化メカニズム

松本 悠佑 外部リンク用アイコン(併任)

バイオベースポリマー、リグニン、ヒドロゲル、バイオマス

【木材保存研究室】  

松永 浩史 外部リンク用アイコン(室長)

耐久性、薬剤浸潤・分布、組織構造、固着性

西村 健 外部リンク用アイコン(主任研究員)

耐久性、腐朽メカニズム、子実体誘導物質

神原 広平 外部リンク用アイコン(主任研究員)

耐久性、生物劣化、シロアリ対策

髙瀨 椋 外部リンク用アイコン(研究員)

防耐火、耐火構造、難燃薬剤処理

 

写真1:耐火試験後の耐火集成材1 写真2:耐火試験後の耐火集成材2 写真3:作製中の壁体モデル 写真4:外壁等で覆い完成した壁体モデル

耐火試験後の耐火集成材
(左:火災後に消火作業なしで自然に火の気がなくなる 右:1時間耐火試験後の試験体断面)

保存処理CLTの長期耐久性評価(CLTを壁として使用した壁体モデルの屋外暴露)

(左:作製中の壁体モデル。保存処理土台に保存処理したCLTを壁材として使用。
右:外壁等で覆い完成した壁体モデル)

写真5:屋外の専用暴露架台に設置した試験体と、促進耐候性試験装置に設置した試験体。
屋外暴露試験(左)と促進試験(右)による長期耐候性の評価

写真6:夏期3ヶ月暴露で虫害等により大きく質量が減少したスギ材。15ヶ月暴露でも虫害の影響は観察されなかった木粉率70%の混練型WPC。
海中暴露試験片(左:スギ材・夏期3ヶ月暴露、右:混練型WPC(木粉率70%)・15ヶ月暴露)

研究内容

以下の研究内容は、主として運営費交付金(戦略課題2ウ)で遂行しています。

  • 非住宅・中高層建築物等に必要となる防耐火技術の開発
  • 木質材料の生物劣化抑制と適切な性能評価・維持管理技術の開発
  • 非住宅分野等への利用に適した耐候性向上・高機能化技術の開発

主なプロジェクト

  • 褐色腐朽で生ずる微弱なバイオフォトン現象の究明と木材保存を志向した利活用(R2〜R5科研費)
  • 木材だけの力で創る新たな木材改質処理法の開発(R2〜R5科研費)
  • 中大規模木造建築物の維持管理に向けたシロアリベイト工法の最適化に関する研究(R3〜R5科研費)
  • 木質内装や家具等への簡易な難燃化措置による初期火災の拡大抑制性能(R4〜R6科研費)
  • 非定常状態における木材中の水分移動が熱的性質に与える影響(R3〜R5科研費)
  • 劣化機構の解明を端緒とする地盤補強丸太減衰関数の提示(R4〜R7科研費)
  • 動的可視化による油溶性保存薬剤の木部への浸透と固着メカニズムの解明(R5〜R7科研費)
  • 高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発(R4〜R12政府等外受託)