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スギの培養細胞からクローンスギの作出に成功

2004年4月20日掲載

論文名 Phytosulfokine stimulates somatic embryogenesis in Cryptomeria japonica (細胞増殖因子ファイトスルフォカインはスギ不定胚形成を促進する)
著者(所属) 伊ヶ崎 知弘、赤司 典子、宇治野 徳子、松林 嘉克(名古屋大学)、坂神 洋次(名古屋大学)、篠原 健司
掲載誌 Plant & Cell Physiology (植物生理学会誌)、44巻12号、2003年12月
内容紹介

 スギの培養細胞を効率的に不定胚(種子中の胚に相当する組織)に分化させる技術を開発した。イネやニンジンなどの被子植物に存在する細胞増殖因子PSK(phytosulfokin: ファイトスルフォカイン)が原始的な裸子植物であるスギにも存在していることを発見し、このPSKを利用して、スギの培養細胞を不定胚に効率的に分化させることに成功した。さらに、この胚を発芽させ、正常なスギ幼植物体にすることにも成功した。この技術は、スギの遺伝子組換えの基盤となる技術であり、花粉アレルゲンを生産しないスギの作出などに応用することが可能で、今後、多方面での活用が期待される。

 

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