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樹木の枝にも役割分担がある

2004年4月20日掲載

論文名 Within-tree variations in shoot differentiation patterns of 10 tall tree species in a Japanese cool-temperate forest (日本産冷温帯高木10種に見られる当年枝分化パターンの個体内変異)
著者(所属) 八木 貴信
掲載誌 Canadian Journal of Botany(カナダ植物学雑誌、カナダ)、82巻2号、2004年2月
内容紹介

 当年枝の茎長及び当年枝の前年枝上での位置(頂生・側生)という2要因でミズメ等冷温帯広葉樹10種の当年枝の特性を比較した。頂生の場合も側生の場合も、短い当年枝は光合成のための着葉機能(短枝が典型)へと志向していることが葉量/茎量の比から認められた。一方、長い当年枝については、樹冠拡張のための空間獲得機能の志向が認められた。頂生と側生の当年枝を比べると、頂生の当年枝は、着葉機能志向であるとともに茎の力学強度でも優れていることが示唆された。このような当年生枝間での特性の違いは、各枝の持つ光獲得戦略の役割の違いからくるものである。

 

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