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アカネズミはドングリ内の有毒なタンニンを唾液中の蛋白質で防御する

2004年7月27日掲載

論文名 Does acclimation reduce the negative effects of acorn tannins in the wood mouse Apodemus speciosus? (アカネズミは馴化によってタンニンの有害な効果を軽減することが出来るのか?)
著者(所属) 島田 卓哉(関西支所)、齊藤 隆(北海道大学・北方生物圏フィールド科学センター)、松井 徹(京都大学・農学研究科)
掲載誌 Acta Theriologica (哺乳類学雑誌、ポーランド)、49巻2号、2004年7月
内容紹介

 コナラ属樹木の種子(ドングリ)には有毒なタンニンが含まれていて、種子捕食者に消化阻害や消化管損傷などの毒作用を示す。アカネズミにとって有毒なコナラ種子中のタンニンは、摂餌日数の経過とともに緩和された。摂餌時のアカネズミ唾液中のタンニン結合性タンパク質量と餌消化の関係を調べると、唾液中タンパク質量が多い個体ほど消化効率が高かった。アカネズミは、摂餌(タンニン摂取)につれてこのタンパク質量が増加し、タンニンが無毒化されることで、ドングリを有効に利用できているものと思われる。

 

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