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白神山地周辺の林地をブナ林に戻す方法

2004年9月14日掲載

論文名 Structure and dynamics of tree populations within unsuccessful conifer plantations near the Shirakami Mountains, a snowy region of Japan (白神山地周辺の不成績スギ人工林における樹木個体群の構造と動態)
著者(所属) 正木 隆(森林植生領域)、太田 敬之(JIRCAS)、杉田 久志(東北支所)、大原 偉樹(東北支所)、大谷 達也(九州支所)、長池 卓男(山梨県森林総研)、中村 松三(企画科)
掲載誌 Forest Ecology and Management  (森林の生態と管理、オランダ)、194巻1月3日号、2004年6月
内容紹介

 白神山地周辺には、一見して生育の悪いスギ人工林(不成績造林地)が散在している。そこでは、キハダやサワグルミなどの広葉樹が多く分布している一方、本来の優占種であり、生態系で重要な機能を果たすブナは少ない。データからは、自然の遷移に任せても、そうした人工林がやがて元の姿のブナ林に遷移していく可能性が見いだせたが、それには、極めて長年月を要すると推察された。しかし、人手を加えて、上層のスギを間伐し、ブナ稚樹の生育を促す等の施業を行えば、省力的かつ短期間にブナの成林を図ることも不可能ではない。このため、白神山地遺産地域も含め、現地の状況に応じて不成績造林地のブナ林を管理していく必要がある。

 

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