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酸性雨等による樹木の根の損傷程度がカロース量で分かる

2005年1月7日掲載

論文名 Induction of callose in roots of Norway spruce seedlings after short-term exposure of aluminum(短期間アルミニウム処理されたドイツトウヒ実生の根におけるカロース生成)
著者(所属) 平野 恭弘(関西支所)、Elisabeth Graf Pannatier、Stefan Zimmermann、Ivano Brunner (スイス森林研究所)
掲載誌 Tree Physiology (樹木生理学、カナダ)、24巻11号、2004年11月
内容紹介  酸性雨等によって森林土壌が酸性化すると、樹木に有害なアルミニウムが土壌中に溶出するとの懸念がある。森林土壌溶液中への溶出が認められた濃度のアルミニウム溶液にドイツトウヒ苗木を1週間浸漬した。すると、細根でのカロース(傷害や病原微生物による病害抵抗反応に関与する多糖類)生成量が通常の2~5倍に達することが分かった。樹木の根は、溶出したアルミニウムの毒性によって損傷を受ける一方、根に生じたカロースはその毒性に対する抵抗を示しているといえる。

 

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