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樹木の根に群がる共生菌が荒れ地を救う!

2005年6月10日掲載

論文名 Growth, nitrogen fixation and mineral acquisition of Alnus sieboldiana after inoculation of Frankia together with Gigaspora margarita and Pseudomonas putida(根粒菌フランキアを菌根菌ギガスポーラや根圏細菌シュードモナスとともに接種したオオバヤシャブシの成長、窒素固定および無機養分獲得)
著者(所属) 山中 高史(森林微生物研究領域)、赤間 亮夫(林野庁)、C.-Y. Li(米国・オレゴン州立大学)、岡部 宏秋(森林微生物研究領域)
掲載誌 Journal of Forest Research(日本森林学会英文誌)、10巻1号、2005年2月
内容紹介  オオバヤシャブシは、2000年に噴火災害を起した三宅島の植生回復に大きく貢献することが期待されている。本種の根にはフランキア菌が共生し、根粒を形成する。根粒には、大気中の窒素を固定する働きがある。それが、本種が荒廃地でも良好に生育する主な要因である。今回、フランキア菌の他に、根圏にみられる菌根菌等をあわせてオオバヤシャブシの根に接種してみた。すると、栄養となる窒素分の供給に相乗的な効果をもたらし、菌を接種しないときに比べて、フランキア菌単独で4.0倍、菌根菌や根圏細菌を組み合わせると5.0倍の成長の向上が認められた。

 

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