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ニホンジカがミヤコザサを食べることで土壌の養分環境が変わる

2005年9月1日掲載

論文名 Effects of dwarf bamboo (Sasa nipponica) and deer (Cervus nippon centralis) on the chemical properties of soil and microbial biomass in a forest at Ohdaigahara, central Japan.(大台ヶ原の森林における土壌の化学性と微生物バイオマスにおよぼすミヤコザサ (Sasa nipponica)とニホンジカ (Cervus nippon centralis)の影響
著者(所属) 古澤 仁美、日野 輝明(関西支所)、金子 真司、荒木 誠(立地環境研究領域)
掲載誌 森林総合研究所研究報告、4巻2号、157-165
内容紹介  奈良県大台ケ原では、ニホンジカによるミヤコザサの食害が植生のみならず土壌の養分状態にも影響しているのではないかと考えられている。そこでシカによるササの採食が土壌におよぼす影響を調べた。シカの採食でササ地上現存量が減少するとササによる土壌からの養分吸収が減少する。シカを入れた区域のササ地上現存量がシカを入れなかった区域の20%以下に減少した場合、土壌中の水溶性カルシウムやマグネシウムなどの養分濃度が1.4倍程度増加することが分かった。このことはシカがササを食べる結果として、カルシウムやマグネシウムなどの養分が雨とともに流亡する可能性があることを意味している。

 

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