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水辺林の保護と林業生産の両立へ向けて

2005年11月2日掲載

論文名 水辺管理区域の現況とその保全が林業に及ぼす影響 -岩手山周辺地域を事例として-
著者(所属) 久保山 裕史(林業経営・政策領域)、西園 朋広、大石 康彦(東北支所)、粟屋 善雄(森林管理領域)、古井戸 宏通、天野 智将(東北支所)、田中 邦宏(関西支所)、横田 康裕(国際農林水産業研究センター)
掲載誌 日本森林学会誌、87巻5号、2005年10月
内容紹介  欧米を中心として、多様な動植物や河川の水質保全には水辺林の保護が必要であることが指摘されている。そこで、河川や渓流の水際から一定幅にある林地等の利用を制限する水辺管理区域(RMZ:Riparian Management Zone)を設定した場合の地域の林業生産に及ぼす影響について、岩手山周辺地域を対象に分析した。RMZ幅を片側15mとすると、地域の森林の4%が該当した。森林所有者への影響を緩和するために小面積森林所有者の林分を規制対象から除外すると、私有林において保全されるべきRMZが断片化することが分かった。渓畔林保全のために断片化を避け、なおかつ施業制限に対する補償費用を軽減するためには、小面積森林所有林等においてはRMZの幅を小さくすることや、皆伐のみを制限の対象とする等の対策が考えられる。

 

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