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化学処理木材の寸法安定性は材内の水の状態で決まる

2006年10月4日掲載

論文名 Dielectric relaxation of water adsorbed on chemically treated woods (化学処理木材に吸着した水の誘電緩和)
著者(所属) 杉山 真樹(木材改質研究領域)、則元 京(同志社大学工学部)
掲載誌 Holzforschung(木材研究、ドイツ)、60巻5号、 2006年9月
内容紹介  木材の吸湿による寸法変化を防止するため、様々な化学処理が考案されている。このような化学処理木材に吸着された水の状態を調べたところ、液体ではなく氷の結晶に類似しており、そのサイズは化学処理の種類によって異なることを明らかにした。このことから、化学処理の種類と寸法安定性との関係に材内に吸着された水の状態が大きな影響を与えることがわかった。

 

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