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マツノネクチタケは世界的な樹木病原菌であるが日本産は病原性が弱いタイプであることを明らかにした

2007年2月7日掲載

論文名 Phylogenetic relationships of Japanese species of Heterobasidion -H. annosum sensu lato and an undetermined Heterobasidion sp.-(日本産マツノネクチタケ属菌2種の系統解析 -広義のマツノネクチタケと未同定種について-)
著者(所属) 太田 祐子(森林微生物研究領域)、徳田 佐和子(北海道林業試験場)、P.K.Buchanan(景観保全研究所ニュージーランド)、服部 力(森林微生物研究領域)
掲載誌 Mycologia (アメリカ菌学会誌、アメリカ)、98巻5号、2007年2月
内容紹介  マツノネクチタケは、欧米ではマツ属、モミ属、トウヒ属などの針葉樹を枯死させ林業に壊滅的な被害を与える樹木病原菌として知られ、宿主と病原性の差により3つのタイプに分けられています。日本にもマツノネクチタケは生存しますが、枯死被害はこれまで発生しておらず、その原因も不明でした。本研究で行ったDNA分析の結果、日本のマツノネクチタケは欧米の病原性の弱いタイプと同じであることが明らかになり、このため日本では枯死被害が発生していないと言えます。今後、病原性の強いタイプを日本へ持ち込まないことが重要です。

 

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