研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2007年紹介分 > スギ・ヒノキ人工林の皆伐後は、どのような森林になるのだろうか
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2007年3月2日掲載
論文名 | Effects of elevation and postharvest disturbance on the composition of vegetation established after the clear-cut harvest of conifer plantations in southern Shikoku, Japan (針葉樹人工林皆伐跡地植生の組成に与える皆伐後の取り扱いおよび標高の影響) |
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著者(所属) | 酒井 敦(四国支所)、平山 貴久・押岡 茂紀(西日本科学技術研究所)、平田 泰雅(四国支所) |
掲載誌 | Journal of Forest Research(日本森林学会英文誌)、11巻4号、2006年8月 |
内容紹介 | 高知県内においてスギ・ヒノキ人工林の皆伐後、森林がどのように自然回復するのかを四国森林管理局の協力のもとに調査しました。その結果、高標高地では、天然林に隣接している場合のみ、その天然林の優占種であるモミやミズメ等が多く生育し、天然林に接していない場合やニホンジカが多く生息する地域では森林が回復しにくいことが明らかになりました。一方、低標高地では、天然林が隣接しているのかどうかに関わらず、その天然林の優占種であるシイ、カシが生育することを明らかにしました。これらの成果は、人工林の伐採後の森林の育成にとって有用なデータとなります。 |
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