ホーム > 研究紹介 > 研究成果 > 研究最前線 2007年紹介分 > ツキノワグマの遺伝的多様性~本州西部孤立個体群と本州中部連続個体群の比較

ここから本文です。

ツキノワグマの遺伝的多様性~本州西部孤立個体群と本州中部連続個体群の比較

2007年11月29日掲載

論文名 Low genetic diversities in isolated populations of the Asian black bear (Ursus thibetanus ) in Japan, in comparison with large stable populations(ツキノワグマの遺伝的多様性~本州西部孤立個体群と本州中部連続個体群の比較
著者(所属) 大西 尚樹(関西支所)、齊藤 隆(北大)、石橋 靖幸(北海道支所)、大井 徹(関西支所)
掲載誌 Conservation Genettics(保全遺伝学誌)、8巻、2007年11月
内容紹介  本州におけるツキノワグマの分布は東北から京都府にかけて連続しており、京都府以西では孤立化が進んでいます。孤立化が進むと遺伝的多様性が減少し、絶滅の危険性が高くなることが指摘されています。そこで、本州西部の3つの孤立個体群(西中国・東中国・北近畿西部)と、北近畿東部と新潟県南部から長野県北部にかけての個体群(中部)の2つの連続個体群において遺伝的多様性の比較を行いました。その結果、孤立個体群に比べ連続個体群の方が遺伝的多様性を高く維持していることがわかりました。琵琶湖北部の森林を保全し個体の移動を妨げないことが、本州西部孤立個体群の遺伝的多様性をこれ以上減少させないカギとなるでしょう。

 

お問い合わせ

所属課室:企画部広報普及科

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

電話番号:029-829-8135

FAX番号:029-873-0844