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スギ・ヒノキ人工林地域に残る広葉樹林の面積と鳥類の多様性との関係

2009年9月3日掲載

論文名 Bird responses to broad-leaved forest patch area in a plantation landscape across seasons (人工林景観における鳥類の広葉樹林パッチ面積への反応)
著者(所属) 山浦 悠一(森林昆虫研究領域)、池野 進(日本野鳥の会茨城支部)、佐野 真琴(国際連携推進拠点)、岡部 貴美子(森林昆虫研究領域)、尾崎 研一(北海道支所)
掲載誌

Biological Conservation(生物保全、イギリス)、2009年

内容紹介  近年、生物多様性の保全への関心が高まる中、人工林地域に残る天然林の役割を科学的に解明することが世界的な課題となっています。日本は世界第5位の面積を誇る人工林大国です。日本の人工林の多くはスギ・ヒノキなどの針葉樹林ですが、これら人工林が広がる地域には大小様々な広葉樹天然林が残されています。そこで、スギ・ヒノキ人工林に囲まれて残存する広葉樹天然林で鳥類の調査を行ないました。その結果、鳥類の種数は広葉樹天然林の面積が大きくなるほど増加し、ヤマガラやイスカをはじめとした種は40 haを超える大面積の広葉樹天然林によく出現することが明らかになりました。世界の人工林面積は毎年200万~300万haのペースで増加しています。今回の結果から、人工林が広がる地域で鳥類多様性を保全するためには、大面積の天然林を維持することが重要であると考えられました。

 

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