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木質バイオマスの利用可能量を推定する

 2010年6月10日掲載

論文名 北東北三県における木質バイオマス供給可能量の空間的推定
著者(所属) 上村 佳奈・久保山 裕史(森林経営・政策研究領域)、山本 幸一(東北支所)
掲載誌

日本エネルギー学会誌 88(10)、2009年10月

doi:10.3775/jie.88.877(外部サイトへリンク)

内容紹介  近年、地球温暖化防止に貢献できる手段として木質バイオマスのエネルギー利用が注目されています。エネルギープラントの建設にあたっては、木質バイオマスをどの集荷範囲からどれだけ収集できるかを知る必要があります。これまでの推計法は、集荷範囲の森林が伐採できるものと仮定して計算するため過大な推計量となりました。そこで本研究では、林業活動や木材加工に伴って実際に発生した林地残材や製材工場残材の収集可能量から推計する方法を開発しました。具体的には、市町村別の森林伐採量や製材工場の丸太消費量からバイオマスの発生分布を推計し、一定の輸送距離(25km、50km、75km、100km)範囲の中で収集可能な木質バイオマス量を集計します。この方法を北東北3県に適用した結果、林産業や林業活動が盛んな岩手県九戸村周辺と秋田県北秋田市周辺の2地域で木質バイオマス収集可能量が多く、輸送距離50km以内の場合、年間15万生重量トン前後あることが推測されました。このように、本推計法を用いれば、収集可能な地域の特定や適切な集荷範囲の想定が可能となり、大規模プラントの建設に適した場所の選定に役立てることができます。

 

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