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温暖化で日本の森林における土壌由来の温室効果ガスが増加している

 2012年4月3日掲載

論文名

Increasing trends of soil greenhouse gas fluxes in Japanese forests from 1980 to 2009

(1980年から2009年にかけて日本の森林土壌における温室効果ガスの吸排出フラックスは増大傾向を示していた)

著者(所属)

橋本 昌司(森林総研 立地環境研究領域)、森下 智陽(森林総研 四国支所)、阪田 匡司(森林総研 立地環境研究領域)、石塚 成宏(森林総研 九州支所)

掲載誌

Scientific Reports(ネイチャー・パブリッシング・グループ:英国): 2011年10月13日(電子版)
DOI: 10.1038/srep00116(外部サイトへリンク)

内容紹介

森林土壌は、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)ガスと一酸化二窒素(N2O)ガスを放出し、一方でメタン(CH4) ガスを吸収しています。本研究では、森林総合研究所が行ってきた観測から得られた膨大なデータに基づき、森林土壌における温室効果ガス吸収・排出量予測モデルを構築して、日本全国の森林土壌における温室効果ガスの吸収・排出量の経年変化を評価しました。その結果、おもに気温の上昇傾向に影響を受け、過去30年間(1980~2009年)においてCO2ガスおよびN2Oガスの放出量、CH4ガスの吸収量がともに増大傾向にあることがわかりました。各ガスの温室効果能力を考慮に入れた温室効果ガス全体では放出が増大する傾向にありました。

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