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樹皮や茶殻のポリフェノールがバイオプラスチック原料になる 

 2012年5月30日掲載

発明の名称 ガリック酸からの2-ピロン-4,6-ジカルボン酸の製造方法とこれに使用するガリック酸から2-ピロン-4,6-ジカルボン酸を生産する組み換えプラスミドならびにガリック酸からの2-ピロン-4,6-ジカルボン酸の生産能を具備した形質転換細胞
発明者及び所属

 中村 雅哉(森林総研 きのこ・微生物研究領域)、大原 誠資(森林総研 研究コーディネータ)、大塚 祐一郎(森林総研 バイオマス化学研究領域)、片山 義博・重原 淳孝(東京農工大学)、福田 雅夫・政井 英司(長岡技術科学大学)

特許番号 特許第4914041号
特許年月日 平成24年1月27日
特許概要 本発明は、樹皮や茶殻(茶飲料製造後の残渣)などに多量に含まれるポリフェノールの一成分であるガリック酸から、プラスチックやフィルム、接着剤などの原料になるPDC(2-ピロン-4,6-ジカルボン酸)という物質を製造する技術です。樹皮や茶葉には多量のポリフェノール成分が含まれており、その中にガリック酸も多く含まれています。これまではこのガリック酸を有効に利用する方法がなく、樹皮や茶殻を工業原料として活用する手立てがありませんでした。そこで、簡単な抽出処理(熱水やアルカリ水で煮出す)によって樹皮や茶殻などからガリック酸を抽出し、組換え微生物を用いた発酵によってPDCに変換する技術を開発しました。得られたPDCはバイオマス由来の環境に優しいバイオプラスチック原料として様々な製品へと加工できるため、本発明は地球に優しく資源をリサイクルできる技術として期待されます。

 

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