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森林体験活動の体系的整理 ―3つの視点と3つの活動群―

2012年8月3日掲載

論文名 森林体験活動の体系的整理 ―実践者の認識に基づく分類―
著者(所属)

大石 康彦・井上 真理子 (多摩森林科学園)

掲載誌

野外教育研究、第15巻第2号、日本野外教育学会、2012.6

内容紹介

森林が国土の7割を占めるわが国では、幼稚園の散歩から、小学校の総合学習や林間学校、若者の登山やキャンプ、中高年の森林浴まで、幅広い年齢層の人々が多様な森林体験活動を行っています。さまざまな森林体験活動を組み合わせ、より良い活動にすることが望まれますが、そのためには、現在実施されている活動の全体像を明らかにする必要があります。

この研究では、全国各地の幼稚園から大学までの先生や、野外活動の指導者、森林・林業関係者など幅広い実践者の協力を得て、多様な活動事例を収集して数量化III類の手法で解析しました。その結果、森林体験活動は自然の機能、参加者の力、活動の志向の3つの視点によって40種に集約できることがわかりました。さらに、自然の機能と活動の志向の2つの視点を重ね合わせることで、植林や間伐など13種の活動がまとまった森林資源活動群、調査や観察など6種の活動がまとまった自然環境活動群、ハイキングやキャンプなど21種の活動がまとまったふれあい活動群の3つのまとまりになることがわかりました。これにより、これまで森林環境教育、環境教育、野外教育など異なる視点からとらえられてきた森林体験活動全体を、3つの視点と3つの活動群により整理することができました。

この研究の成果は、森林体験活動を計画するときに、どのような活動の可能性があるのかを知る羅針盤として活用できます。

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