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木質ペレット製造現場で品質管理を簡易に行うことが可能に

2012年10月9日掲載

論文名 木質ペレットの機械的耐久性におよぼす衝撃力の影響
著者(所属)

久保島 吉貴(木材特性研究領域)、吉田 貴紘(加工技術研究領域)、佐野 哲也(立地環境研究領域)、大原 誠資(研究コーディネータ)

掲載誌

木材工業、67巻10号、公益社団法人日本木材加工技術協会、平成24年10月(予定)

内容紹介

木質ペレットの機械的耐久性とは、輸送などでペレットに衝撃が加わった場合に起こる粉化の程度、すなわち壊れにくさを示す非常に重要な指標です。その試験方法には落下式と回転式の新旧二つがありますが、新しく定められた品質規格に基づく回転式の装置はまだ普及しておらず、品質管理上のネックになっていました。そこで、本研究では、両者の関係を明らかにすることにより、従来の落下式装置しかない製造現場でも品質管理を可能としたものです
従来一般的だった落下式は、一定量の試料を所定の高さから所定の回数床に落下させる方法です。一方、2011年に新しく定められた品質規格では回転式が採用され、これは一定量の試料を所定の箱に入れてその箱を所定の時間回転させる方法です。本研究で様々な木質ペレットに対して両方の試験を行って値を比較した結果、回転式の方が落下式よりも壊れやすいことがわかりましたが、両者には良い相関関係がありました
品質規格の策定からまだ日が浅く回転式試験機が十分普及していない現状では、この結果を用いることで、現場で従来の方法による値が新しい方法でどの程度になるかおおよそ予測できることになり、品質管理に役立てることができます

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