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木質材料を用いて音環境を改善する技術を開発

2013年1月28日掲載

論文名 木質スリットパネルの吸音特性
著者(所属)

末吉 修三・森川 岳、恒次 祐子(構造利用研究領域)、久保島 吉貴(木材特性研究領域)、外崎 真理雄(四国支所長)

掲載誌

木材学会誌、Vol. 59, No. 1, p.29-33 (2013)

内容紹介

 「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、木造公共建築物の建設や、木質内装化が求められています。学校や公民館などの公共建築物では、音響効果を高めたり、会話がはっきり聞こえるようにするため、各室の響きを用途に応じて調整する必要がありますが、そのための木材を活用した技術が開発されていませんでした。

そこで、スリット構造を有する木質パネルに「のこくず」や「木繊維」などを組み込んだ吸音性木質内装材を開発しました。理論計算に基づいて設計された共鳴構造を有するこれら内装材を実大の鉄筋コンクリート(RC)造実験施設の一室に設置し、残響時間を測定することによって、理論計算の予想通り設定した周波数帯域の吸音性を高められることを実証しました。

この技術は、RC造などの非木造公共建築物の室内の音環境の改善のために、木質系の内装材を活用できることを示すもので、非木造公共建築物の木質内装化の推進に役立ちます。

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