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林業機械の燃費向上には動力伝達効率の改善が必要

2013年8月12日掲載

論文名 プロセッサの動力伝達効率改善の可能性
著者(所属)

毛綱 昌弘、山口 浩和、伊藤 崇之(林業工学研究領域)

掲載誌 森林利用学会誌、28巻3号、森林利用学会、2013年7月
内容紹介

高性能林業機械の中で最も普及しているプロセッサは、土木工事に使われる油圧ショベルの先端部分のバケットを造材用作業機(枝払い、玉切りなどを行う)に付け替えることにより作られています。油圧ショベルは作業機の移動や作業機の動力源として使われますが、自動車と同様に、低燃費化が求められています。そこで、油圧ショベルから作業機へ送られる動力がどの程度無駄なく、林業用作業機で使用されているか調べました。

その結果、負荷が大きな枝払い作業では動力の約80%が使われているのに対し、負荷の小さな作業では約20%しか動力を使用していませんでした。しかし、負荷が小さいため、油圧ショベルの燃料消費率に与える影響はそれほど大きくありませんでした。この動力伝達効率を大きくするには、負荷の大きさに応じて油圧ショベルの出力を調整する必要があり、燃費向上に向けては、それを可能とするソフトウェアの開発や電動化を含めた新しい動力伝達方法の開発が必須であることが明らかになりました。

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