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森林での体験を、学校教育で生かす

2014年10月29日掲載

論文名

森林教育に関する教育目的の構築 ―学校教育を中心とした分析をもとに―

著者(所属)

井上 真理子・大石 康彦(多摩森林科学園)

掲載誌

日本森林学会誌96巻1号、日本森林学会、2014年2月 (オープンアクセス)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfs/96/1/96_26/_pdf(外部サイトへリンク)

内容紹介

森林や林業に対する人々の理解を得るために、森林環境教育や木育が推進されています。また、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」が制定され、学校教育の中での自然体験活動の必要性がうたわれるなど、森林の教育的利用に追い風も吹いています。しかし、学校における森林の教育的利用のあるべき姿や目的に関する整理は十分ではなく、学校教育に携わる人々の理解はまだ進んでいません。

そこで、これまで森林教育活動の目的としてさまざまに挙げられてきた内容を整理・分析した結果、学校での教育では、「森林や森林と人間との関わりについての理解を深めること」に加え、「森林体験活動を通じた感性や社会性の育成、心身の鍛錬、循環型社会の実現に向けた人材育成」が重要な目的であると考えられました。この結果を踏まえて、学校教育の中で教えるべき内容として、「森林の5原則」(多様性、生命性、生産性、関係性、有限性)、「森林との関わりの5原則」(現実的、地域的、文化的、科学的、持続的)を提案しました。

森林教育の目的を整理した本研究の成果は、森林教育の関係者には活動の指針となるとともに、小中学校の教員など普通教育に携わる皆さんの森林教育に対する理解推進に貢献するものと考えています。

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