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森林管理の指標を視れば、その市の森が見えてくる

2019年8月30日掲載

論文名

市町村で森林管理に関する指標を策定する際の方策の類型化と課題の抽出

著者(所属)

山田 祐亮(森林管理研究領域)

掲載誌

森林計画学会誌、52巻2号、49-57、森林計画学会、2019年4月 DOI:10.20659/jjfp.52.2_49(外部サイトへリンク)

内容紹介

森林を管理するにあたり、間伐面積などの目標とする数値を「指標」として掲げ、実際の値と比べることで管理の達成度を確認することができます(図参照)。地域レベルの森林管理においても指標の活用が期待されており、実際に森林管理へ指標を取り入れる市町村が出てきています。そこで、森林管理で指標を活用している先進的な市を調査し、それらの市の指標の特徴や課題を比較整理しました。

調査の結果、これらの先進的な市では行政や学識経験者、林業関係者ばかりでなく市民も森林管理の計画づくりに参画していました。これらの関係者の意見を取り入れることで、各市の指標はボトムアップ的に形成され、地域の特色や事情を色濃く反映していました。一方で、目に見える問題にばかり焦点が当たり、設定された指標だけでは森林の多面的機能を網羅できていないなど、各市に共通する課題も見られました。また、一般市民への計画や指標の周知には各市とも苦慮していました。そのような中で、市民の生活に直接関連する指標を設定するなど、計画への関心を高める取り組みをする市もありました。

今後は、市町村の森林管理において指標がより効果的に活用されるように、明らかになった課題を現場とともに解決していく更なる研究が求められています。

(本研究は、2019年4月に森林計画学会誌に公表されました。)

図:市町村の森林管理に用いられる指標の例

図:市町村の森林管理に用いられる指標の例

 

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