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集材作業の無人化により労働生産性の向上を目指す

2021年4月7日掲載

論文名

電磁誘導式自動走行フォワーダによる集材作業の無人化に関する研究

著者(所属)

毛綱 昌弘・山口 浩和・鈴木 秀典・山口 智・宗岡 寛子・佐々木 達也・有水 賢吾(林業工学研究領域)、飯澤 宇雄・大東 史典(魚谷鉄工株式会社)、阿部 慶一(株式会社舞鶴計器)、小長井 信宏(兵庫県立農林水産技術総合センター森林林業技術センター)、辻 浩志(丹波市森林組合)

掲載誌

森林総合研究所研究報告、20(1)19-28、森林総合研究所、2021年3月

内容紹介

わが国の伐出作業の労働生産性は諸外国に比べ低い状況にあり、就労者が減少している中で素材生産量を維持するためには、労働生産性の向上が喫緊の課題となっています。そこで、作業員が減っても素材生産量が低下しないように、フォワーダと呼ばれる林業専用の積載型車両による集材作業の無人化を試みました。このフォワーダは敷設した電線を認識して自動運転をおこない、以下の3つの特徴を有しています。(1) 作業道を無人で走行するだけではなく、土場における荷おろし作業も無人化できるので、土場に荷おろし専用の作業員を配置する必要がありません。(2) 既存の作業道でも利用できるように、スイッチバック走行も可能な電磁誘導方式による自動走行機能を装備しました。(3) 作業員が搭乗して運転するときと同じ速度で自動走行できるので、作業能率が落ちません。試作機を用いた集材作業では、従来に比べ広い土場を必要とする、先山における積込作業は造材作業担当者が兼務しなければならない等の改良すべき点もありますが、集材作業の労働生産性向上に有効な技術であることが確認できました。

 

(本研究は、2021年3月に森林総合研究所研究報告において公表されました。)

 

写真1:無人荷おろし作業中のフォワーダ

写真1:無人荷おろし作業中のフォワーダ。
 

写真2:作業道を自動走行するフォワーダ

写真2:作業道を自動走行するフォワーダ。

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