森林総合研究所 所報 bV6・2007-7
 
報  告 つくば市立手代木中学校で出前レクチャー
山本農林水産副大臣が当所を視察
合板業界から厚物構造用合板の研究で感謝状を贈呈される
講演会「研究開発独立行政法人を語る」を開催

◇つくば市立手代木中学校で出前レクチャー

  6月2日(土)につくば市立手代木中学校において、木材特性研究領域長の外崎真理雄氏が「木材と楽器」をテーマに、40名を超える生徒のみなさんに、木製楽器の音の出る仕組み、音色の違い、楽器に使われる木材の種類と性質の話と実験をしました。
出前レクチャー
実験・指導の様子

◇山本農林水産副大臣が当所を視察

  6月14日(木)に山本農林水産副大臣が森林総合研究所を視察され、大原バイオマス化学研究領域長より木質バイオマス研究、きのこ・微生物研究領域の野尻酵素利用技術担当チーム長よりアルカリ処理法による木材のエタノール化、木材改質研究領域機能化研究室の松永主任研究員より亜臨界水処理法による木材のエタノール化の研究について説明を受けられました。
山本農林水産副大臣が視察

◇合板業界から厚物構造用合板の研究で感謝状を贈呈される

  東京合板工業組合・東北合板工業組合より、森林総合研究所の研究グループに対し、感謝状が贈呈されました。贈呈されたのは、神谷文夫研究コーディネータ、構造利用研究領域、複合材料研究領域、木材改質研究領域で、感謝状の内容は、厚物構造用合板「ネダノン」の実用化に当たり高精度加工技術の実証並びに効果的な使用法の開発に関して多大な貢献を行うとともに、「ネダノン」生産量増加による国産材需要振興への寄与が高く評価されていることに対するものです。6月18日(月)、鈴木和夫理事長立ち会いのもと、神谷研究コーディネータ、杉本健一、青井秀樹、青木謙治、渋澤龍也、原田寿郎の各研究員が出席して、両組合の鈴木智理事長と井上篤博理事長より贈呈式が執り行われました。
厚物構造用合板の研究で感謝状

◇講演会「研究開発独立行政法人を語る」を開催

  「研究開発型独立行政法人のネットワーク」と題する吉川弘之理事長(産業技術総合研究所)による講演会が、農業・食品産業技術総合研究機構、農業生物資源研究所・農業環境技術研究所、国際農林水産業研究センター、水産総合研究センター・総合科学技術会議などの参加を得て、7月6日(金)に森林総合研究所で開催されました。森林総合研究所では、今後の研究開発独立行政法人の在り方を考えるよい機会でしたので、各支所・育種センターなどにWEB会議システムを利用して同時中継いたしました。講演内容はいずれ印刷される予定ですが、簡潔にとりまとめると以下の通りです。
  「最近はイノベーションがよく言われている。私たちを取りまく世界が行き詰まりを迎えて、イノベーションとは新たな価値が生まれ社会が豊かになることを意味している。そして、これを解決する方向に独立行政法人も舵をきらなければならない。1990年代まで日本の科学技術を支えてきた国立研究所やNTT・JRなどの国営/国策会社が民営化した結果、産官学の連携が消失してしまった。そこで、大学における基礎研究と企業による実用化研究の間に横たわる「悪夢の期間」を超える研究が求められている。そして、研究開発独立行政法人にはこの悪夢の期間に取り組むことが課せられている。そのため、組織と研究者の在り方の改革、独立研究所などの連携の推進、持続的社会への舵取り、人材育成、女性研究者の参加が、イノベーションとして不可欠である。」
吉川弘之理事長
吉川弘之理事長

講演会の様子
講演会の様子
 

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