森林総合研究所 所報 bW3・2008-2
 
報  告 「アグリビジネス創出フェア2007」に出展
海洋島における外来種研究のシンポジウムを開催
第5回環境研究機関連絡会成果発表会が開催される


◇「アグリビジネス創出フェア2007」に出展
  農林水産省の主催、当所を含む9独立行政法人及び10団体の後援で、11月27日(火)、28日(水)の両日、「アグリビジネス創出フェア2007」が東京国際フォーラム展示ホールで開催されました。主催者を代表して、竹谷農林水産技術会議事務局長から挨拶があり、同局長他4名によるテープカットでフェアの幕を開けました。
  産学官の各分野から、164団体の出展があり、フェアヘの来場者は2日間で9,400名でした。
  当所からは、「森林による炭素吸収量を計算する方法」(竹内学)、「林野火災発見・通報サポートシステム」(沢田治雄)、「木質バイオマスからのエタノールの製造方法」(野尻昌信)、「異なる樹種を効率的に組み合わせた集成材」(宮武敦)、「難燃薬剤注入と塗装の組合せで商品化に成功した準不燃木材」(原田寿郎)、「植付け・下刈り作業を省力化する自動耕耘植付機」(山田健)、「ピンチくんからのメッセージ」ゲーム感覚で外来生物を学ぶ教材」(山田文雄)の7つのテーマで出展を行いました。
  当所のブースにも多くの方々に立ち寄っていただき、森林、環境、木材利用に対する感心が高いことを強く感じました。
  本フェアは、来年も開催される予定です。皆様のお越しをお待ちいたします。
森林総合研究所のブース
森林総合研究所のブース


◇海洋島における外来種研究のシンポジウムを開催
  12月4日(火)東京大学弥生講堂一条ホールにおいて、「脆弱な海洋島における外来種の影響の解明と緩和手法に関する国際シンポジウム」を開催しました。このシンポジウムは、環境省・地球環境研究総合推進費による研究の一環として行われたものです。元ダーウィン研究所(現在サモア)のAlan Tye博士とスペインのAnna Traveset博士を招聘し、昨今外来種による影響の著しい海洋島について、独自の自然の研究から外来種の影響を緩和する研究に至るまで、研究発表と意見交換を行いました。英語でのシンポジウムでしたが、関心のある多数の方の来場をいただき熱心な討論が行われました。このシンポジウムによって、海洋島の生態系保全のための研究者の国際的な連携の推進と、一般の方への保全の重要性のアピールができました。


◇第5回環境研究機関連絡会成果発表会が開催される
  環境研究に携わる12の研究機関が合同でその成果を国民に発表する、第5回環境研究機関連絡会成果発表会(今年度の事務局は独立行政法人産業技術総合研究所)が、「気侯変動に立ち向かう−科学的知見、そして技術的対策ヘ−」と題し、平成19年12月19日(水)に東京の一橋記念講堂(学術総合センター内)で開催されました。昨年の第4回まではつくば市で開催されていましたが、今回は東京での開催となり、年末にもかかわらず300名を越える参加者が集まり、テレビ報道もされるなど、これまでにない盛況でした。
  発表内容は昨年ノーベル平和賞を授与されたIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)に関連する地球温暖化研究で、非常にタイムリーで多くの関心を集めたと言えます。これまでは研究機関ごとに発表していましたが、今回からは各発表テーマについて主たる研究機関が関連する他の研究機関の成果もまとめて発表する形式に改め、分かりやすくすることにより、独立行政法人をはじめ研究機関が連携してこの問題に立ち向かっていることをアピールできたものと思います。
  森林総合研究所からは沢田治雄研究コーディネータが「気候変動観測にかかわる国際的研究活動 大気−陸域−海洋のモニタリング」というテーマで他の研究機関の成果と森林総合研究所の成果を合わせて発表しました。この他、産業技術総合研究所吉川弘之理事長、国立環境研究所西岡秀三参与による基調講演、各研究開発独立行政法人によるポスターセッションなどがあり、現在ホットな話題について科学者の報告を直接聞けるということで来場者からも好評を博しました。

 

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