森林総合研究所 所報 bW4・2008-3
 
報  告 第7回つくばテクノロジー・ショーケースへ出展
公開シンポジウム「サバイバル!魅力ある研究所をめざして」を開催
うしくサイエンスフェスタ2008に出展
第10回森林総合研究所の研究運営に関する懇談会が開催される


◇第7回つくばテクノロジー・ショーケースへ出展
  つくばサイエンス・アカデミー主催、当所を含むつくば市内の各独法、大学など25機関の共催により、1月25日(金)〜26日(土)の 2日間、(独)産業技術総合研究所共用講堂において第7回つくばテクノロジー・ショーケースが開催されました。
  各独法研究機関・大学・民間企業、高校生などから、116の様々な分野の出展があり、当所からも、「木質バイオマスからバイオエタノールをつくる (きのこ・微生物研究領域野尻昌信氏)」を出展しました。
  約580名の方々が集い、盛会のうちに終了しました。当所のブースにも多くの方々に立ち寄っていただきました。
  この催しは、来年度も継続して開催予定でありますので、皆様のお越しをお待ちいたします。
森林総合研究所ブースの様子
森林総合研究所ブースの様子


◇公開シンポジウム「サバイバル!魅力ある研究所をめざして」を開催
  1月28日(月)に、文部科学省科学技術振興調整費女性研究者支援モデル育成事業「応援します!家族責任を持つ女性研究者」の第1回公開シンポジウムをつくば市のつくばエポカルで開催いたしました。森林総合研究所が主催し、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構が共催、理化学研究所が協力、内閣府および男女共同参画学協連絡会が後援でした。
  少子高齢化社会においては、優秀な研究者の確保と次世代育成への支援が欠かせませんが、男女ともに育児、介護が研究活動を続ける上で重大な障害となっています。本シンポジウムでは、これまで主に大学中心に検討されていたこの問題に、研究開発型独立行政法人が連携して解決を探るために開かれました。
  森林総合研究所理事長の挨拶の後、はじめに、お茶の水女子大学名誉教授の原ひろ子先生による「人類の将来と男女共同参画」の基調講演がありました。原先生は、世界と日本における人権および男女共同参画の流れの中で、学術会議への働きかけ、日本政府への働きかけによって問題が少しずつ解決してきたこと、しかし、世界の流れの中ではまだまだ日本の取組は遅れていることを話されました。合わせて、文化人類学的な視点から、男女共同参画の意義付けを展開されました。
  次に招待講演として、森林総研の元職員である新島溪子先生による「研究機関における女性職員の過去と未来」があり、林業試験場時代から森林総合研究所に至るまで、男女差別の廃止にどのように取り組んだかを明快に話され、そして今努力することが将来のために必要であることを示されました。

挨拶をする鈴木理事長
挨拶をする鈴木理事長
原ひろ子先生(右)と新島溪子先生(左)
原ひろ子先生(右)と新島溪子先生(左)





左から  パネリストの曽良達生氏、柳生進二郎氏、谷由美氏、金指あや子氏
左から  パネリストの曽良達生氏、
柳生進二郎氏、谷由美氏、金指あや子氏

  パネルディスカッションにおいては、まず各独立行政法人の取組が紹介されました。産業技術総合研究所では平成18年度に男女共同参画宣言を出すとともに、課題解決のためのアクションプランを作って対応していること、女性研究者支援モデル育成においては他の機関との連携を図っていると報告されました。物質・材料研究機構では、特に一時在宅勤務の実現と、在野の優れた人材を登録し再チャレンジを支援するデータベース「人なび」の進展が報告されました。理化学研究所においては、男性の意識啓発など広範な支援策に関して報告されました。森林総研からは、IT環境の整備による本所と支所の間、研究所と自宅の間の情報交換を容易にして家族責任のある研究者の負担を減らすこと、採用時の応募書類に「家族責任による研究中断の配慮」を明記したことなどを報告しました。また、課題開始前の職員の意識調査の結果を発表しました。
  パネルディスカッションでは、意識改革の難しい「粘土層」に対して、ねばり強く対応する必要性や、介護の問題は長引くので難しいこと、女性の管理職を増やす必要性はありますが、負担過多や職場内のバランスの問題があると指摘されました。
  今回のシンポジウムは、森林総合研究所のこの一年の歩みが確かな成果を生み出していることを確認できたと同時に、多くの研究機関、大学、アドバイザーの関係者のご支援の中で達成されたものであり、連携していくことの重要性を改めて感じさせるものでした。また、200人収容のホールにおいて、162名の参加があったということは、本シンポジウムが内外の関心を集めたことを示し、エンカレッジ推進室にとっても大いに勇気づけられました。


◇うしくサイエンスフェスタ2008に出展
  2月2日(土)に、牛久市生涯学習センターにおいて、牛久市主催のうしくサイエンスフェスタ2008が開催されました。児童生徒の科学に対する夢を育むため、楽しくわかりやすい実験などを通して、科学の楽しさ、大切さを理解し、科学に親しむ機会を提供する目的で開催され、約1,500名の参加者がありました。昨年に引き続き2回目の開催です。
  当所は、「森林(もり)との出会い」というタイトルで参加し、材鑑標本や昆虫標本の展示、森から放たれる木の香りの体験や木の組織断面の顕微鏡での観察をしていただいたり、木の漢字クイズや木橋づくりにチャレンジしていただきました。
漢字クイズに挑戦
漢字クイズに挑戦
木の組織断面の観察
木の組織断面の観察


◇第10回森林総合研究所の研究運営に関する懇談会が開催される
  2月18日(月)に森林総合研究所の研究運営に関する懇談会が開催されました。歴代の場長・所長・理事長にご参集いただき貴重なご質問・意見をいただきました。研究所からは、理事長をはじめ役員等が出席して、活発な意見交換が行われました。

第10回森林総合研究所の研究運営に関する懇談会

 

巻頭言][What's New][報告][おしらせ][特許情報
[所報トップページへ]