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更新日:2022年3月10日
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落ち葉に乗るシコクオサムシ
学名:Carabustosanustosanus
オサムシ類は地表徘徊性甲虫と呼ばれる昆虫の一群ですが、シコクオサムシは四国固有のオサムシで、高知県と愛媛県に分布します。種和名シコクオサムシ、亜種和名トサオサムシとする場合と、種和名をトサオサムシとして亜種をトサオサムシ基亜種と表記する場合があります。同じ種には、もう一つの亜種として石鎚山系の山地帯に分布するイシヅチオサムシ(トサオサムシ石鎚亜種と呼ぶこともある)がいます。
体長25~30mm程度で、オサムシとしては比較的大型の種類です。後翅が退化しており、飛翔能力はないため、地上を歩き回って餌となる小動物を探索します。この習性から、ピットフォールトラップと呼ばれる落とし穴式のトラップ(わな)で採集できます。
オサムシ類の多くの種は本種と同様に飛翔能力がなくて、昆虫としては移動能力が低いため、地域によって種分化が進んでいます。地域の環境指標としてオサムシ類が使われることもあります。
また、オサムシ類の中には本種も含めて金属光沢を持ち、美しく輝く種類もいるので、収集の愛好家が多くいます。漫画家の故手塚治虫氏もオサムシの愛好家であり、自らのペンネームとしたということが知られています。
写真・文:佐藤重穂
2020年5月14日高知市四万十町にて採集・撮影
ShikokucarabidBeetle
Carabustosanustosanus
(Coleoptera:Carabidae)
Shimanto-cho,Kochi,Japan
14May2020
(photobyS.Sato)
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