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ホーム > 研究紹介 > 研究成果 > 今月の一枚 > №287:タヌキ

更新日:2020年3月5日

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今月の一枚(№287):タヌキ

tanuki

タヌキ(イヌ科)

Nyctereutes procyonoides viverrinus

 

 タヌキは食肉目(ネコ目)イヌ科に属する東アジア産の哺乳類で、日本、朝鮮半島、中国、ロシア東部などに分布します。本州、四国、九州に生息するものは亜種ホンドダヌキNyctereutes procyonoides viverrinus、北海道のものは亜種エゾタヌキN. p. albusとされています。なお、20世紀前半に毛皮を採る目的でヨーロッパに移入された個体群が野生化しており、現在では欧州東部から中部にかけて生息しています。

 体長は50-60cm程度で、日本産の野生哺乳類としては中型です。森林や草原に生息しますが、日本では里山や農耕地でよく見られ、住宅地にもしばしば出没します。おもに夜行性ですが、人間の影響が少ない場所では昼間でも活動しています。地面に穴を掘って巣穴として利用します。雌は一度に5-7頭程度の子供を産みます。

 雑食性で、ネズミやトカゲ、カエルなどの小動物や鳥の卵、魚、昆虫、植物の葉、果実、種子などを食べます。森林生態系の中では捕食者として活動していますが、糞の中に植物の種子が混じっていることも多く、種子散布者としても働いています。また、動物の死骸を食べることもあるので、森の掃除屋としての役割も果たしています。

 

写真・文 佐藤重穂 2014‎年‎11‎月15‎日 高知県土佐清水市にてセンサーカメラにより撮影

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