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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2006年10月 イボテングタケ

イボテングタケ(Amanita ibotengutake T. Oda, C. Tanaka & Tsuda)

夏から秋に林内の地上に発生する。茶色の傘の表面に多数の白いイボがあるのが特徴である。このイボは、きのこが小さい時に全体を被っていた白い膜が、成長するとともに細かくちぎれて残ったもの。針葉樹および広葉樹の根に菌根を作り、公園・庭園でもときどき見かける。近縁種のテングタケと混同されてきたが、より大型で、傘の表面の鱗片がイボ状に尖っている。この写真はつくば市内の森林総合研究所で2004年10月に大発生した時のもの。同じ場所に前年および翌年はほとんど発生しなかった。テングタケの仲間は大型で色が鮮やかな種が多く、猛毒の種もある。なお、イボテングタケに含まれるイボテン酸は、グルタミン酸ナトリウムの10倍の旨味があるとされるが、殺蠅効果もあり精神錯乱、譫妄、躁鬱、幻覚などの中毒を引き起こすとされ、「危険なきのこ」である。

イボテングタケ

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