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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2006年5月 ウラナミアカシジミ

ウラナミアカシジミ(Japonica saepestriata

日本には25種の“ゼフィルス”と呼ばれるシジミチョウがいます。“ゼフィルス”は、ギリシャ神話のZephyros(ゼヒュロス)という西風の女神の名からきています。一年の大半を卵で過ごし、夏に成虫が現れます。茨城県では19種、つくば付近の平地でも6~7種のゼフィルスを見ることができます。中でもウラナミアカシジミは、特に若いクヌギ林を好むとされ、その意味で伐採と萌芽更新によって維持されてきた薪炭林(雑木林)と強く結びついて生きてきたチョウです。雑木林は、かつて燃料や肥料を生産するための重要な場でしたが、1960年代以降その役割を失い、住宅開発などで縮小・消滅してきました。残された林でも、樹木が大きくなりすぎ、林床をササが覆い、ゴミの不法投棄が目立つようになりました。梅雨の中休みの晴れ間に、雑木林を見上げてみてください。こんな愛らしい姿が見られるかもしれません。そして、人と共に生きてきた彼らの歴史にもちょっとだけ思いを馳せてもらえれば・・・・・。

 

ウラナミアカシジミ

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