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更新日:2012年5月1日

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自然探訪2012年5月 ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ Byasa alcinous (Klug)

幼虫はウマノスズクサ、オオバウマノスズクサなどのウマノスズクサ科を食草としていて、それに含まれる毒物質を成虫になっても体内に蓄積しています。雄は黒色、雌は褐色ですが、後翅の周囲だけでなく体にも派手な模様があります。この派手な色は「警戒色」で、自分が毒だというアピールです。荒地や草刈りされている田畑の畦、河川の堤防などに多く、蛹は古くは“お菊虫”というニックネームで呼ばれました。蛹の形が後ろ手に縛られた女性の姿に見えるという連想から、播州皿屋敷(=番町皿屋敷)の悲劇のヒロインお菊さんの名がついたものです。お菊さんの時代から約300年後の1795年、姫路城下に大発生したとも伝えられ、姫路市の市のチョウになっています。成虫は4月から9月頃まで発生し、緩やかに飛んで各種の花を訪れます。地理的な分化が著しく、日本産は、本土、屋久島、奄美・沖縄、宮古、八重山の5つの亜種に分けられています。

写真1:交尾(上が雌、下が雄)
写真1: 交尾(上が雌、下が雄)

写真2:派手ないでたちの雄成虫 
写真2: 派手ないでたちの雄成虫 

写真3:臭角を出した若齢幼虫 
写真3: 臭角を出した若齢幼虫 

写真4:ウマノスズクサの葉に産まれた卵 
写真4: ウマノスズクサの葉に産まれた卵 

写真5:越冬蛹 
写真5: 越冬蛹 

 

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