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去る平成27年11月6日(金曜日)に新木場タワー(東京都江東区新木場一丁目7-22)で開催された第3回「合板の日」記念式典において、(研)森林総合研究所のこれまでの合板業界に果たした功績が評価され、林野庁長官表彰を受賞しました。
2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が始まり、これまでほとんど利用されなかった林地残材や間伐材等を燃料とする発電所の建設が進められています。木質バイオマスを燃料とする発電事業の事業性を評価するためには煩雑な計算が必要です。
森林総合研究所は、既に運転を行っている発電所や文献から得たデータに基づいて、種々の関係を定式化し、これらの式を統合して、「木質バイオマス発電事業採算性評価ツール」を開発しました。
本ツールを用いることにより、FITにおける木質バイオマス発電に関して、発電規模や燃料バイオマスの種類、買取り価格の違い等の初期条件を様々に変えた場合の多種多様な事業評価を簡単にできるようになりました。各地域における木質バイオマス発電事業の実施検討の際に活用されることが期待されます。
「木材利用がきり拓く未来」をテーマに、公開講演会を開催します。
日本人がどのように木材を使ってきたか、日本における木材利用の歴史を振り返り、現在国策として開発が進められている直交集成板(CLT)の実用化の現状や建築サイドから見た木材利用の課題について講演を行い、これから日本人が木材とどのように関わっていけばよいか、「木材利用がきり拓く未来」について展望します。
小笠原諸島では、過去約20年のあいだに正体不明の海鳥が6羽見つかっていました。2012年、DNA分析によりこれらがブライアンズ・シアウォーターという鳥だと判明しました。
この鳥は過去に2回しか記録がなく、すでに絶滅の可能性も心配されていた世界的な希少種です。この鳥にはオガサワラヒメミズナギドリという和名がつけられました。
そして2015年3月、父島列島の東島で野生のオガサワラヒメミズナギドリが見つかりました。
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