> イベント・セミナー > 東北支所 もりゼミ : マレーシア熱帯林の一斉開花とNPP
更新日:2013年3月19日
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【話題提供者】 新山 馨 (東北支所 地域研究監)
2013年3月29日 15時30分から
名称 | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 会議室 |
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住所 | 〒020-0123 岩手県盛岡市下厨川字鍋屋敷92-25 |
電話番号 | 019-641-2150 |
交通案内 | 東北自動車道 「滝沢インターチェンジ」から約3km JR東日本「盛岡駅」から約9km JR東日本「盛岡駅」からバスで約20~30分 IGRいわて銀河鉄道「厨川駅」からバスで約10~15分 |
ホームページ | 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 |
主催 独立行政法人 森林総合研究所 東北支所 研究員
【要旨】東南アジアの熱帯多雨林では、10数年に一度、分類群を問わず多くの種類の樹木が一斉に開花することが知られている。
熱帯林の更新や多様性の維持機構の一つとして、一斉開花がどのように機能しているのか、多くの熱帯生態学者の興味を引きつけてきた。
一斉開花に先立つ花芽形成の引き金が低温なのか乾燥なのかは、長い間、生態学者の論争の的となってきた。
一方、熱帯雨林は陸上生態系の中で最大の現存量を持ち、炭素の吸収源あるいは放出源として地球温暖化の文脈の中で重要視されてきた。
気候変動は、低温や乾燥の強度と頻度を変化させ、一斉開花と純一次生産(NPP)に、共に影響すると考えられる。
また一斉開花と多量の種子生産はそれ自体がNPPに影響する可能性が高い。
マレーシア半島のパソ森林保護区での長期のリターと毎木データの解析により、一斉開花の引き金が低温か乾燥か、そして一斉開花がNPPにどのような影響を与えるかに答えてみたい。
どなたでも参加できます。
約40名
無料
事前予約不要
森林総合研究所・東北支所の研究員が不定期に行っている自主ゼミです。
演者の所属、テーマなどに制限はありません。
時には当研究所へのお客様にも話題を提供していただいています。
発表テーマに興味をお持ちになった方、どうぞご遠慮なくお越しください。
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