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冬の終わり頃にはまだたくさんあったアオキの赤い実も、もうだいぶ残り少なくなってきたようです(左写真)。
同時に、今年の新しい花が咲いています。赤い実のついている個体の花をみると、紫色のとても小さな4枚の花びらの中に緑色の雌しべだけが見える雌花が付いています(中写真)。
いっぽう実の付いていない個体を探してみると、小さな紫色の花びらの中に黄色いつぶつぶが見えるものがあります。拡大すると黄色い葯をもった4本の雄しべを見ることができ、4本の雄しべに囲まれた中央部は緑色で雌しべは見られず、雄花であることがわかります(右写真)。
アオキは第2樹木園にもたくさん生育しており、可愛い雄花、雌花を容易に観察できます。(よ)
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