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2021年7月26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は、多くの固有種や絶滅危惧種を含む独特な陸域生物にとってかけがえのない地域であり、生物多様性の保全にとって重要な生息・生育地を含んでいる地域です。
森林総合研究所ではこれまで、実に多くの研究を「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」で行ってきました。この度の世界自然遺産登録を記念して、古くは1911年の研究から最新の成果までをまとめて公開いたします。ぜひ、このサイトから各研究成果をご覧ください。
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」地域のユネスコ世界自然遺産を記念して、森林総合研究所九州支所では、「沖縄の森の生物多様性保全と人の暮らし」と題して公開講演会をオンラインで開催しました。
この講演会では、熊本を拠点として行っている九州沖縄地域の森林の持続的活用と生物多様性保全に関する研究、当研究所林木育種センター西表熱帯林育種技術園で行っている熱帯地域の林木育種技術に関する研究などを通じ、遺産登録にも貢献した様々な取組とその成果について、4題の講演をご紹介します。
【令和3年度九州地域公開講演会】(沖縄の森の生物多様性保全と人の暮らし)
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録に関連し、沖縄島北部及び西表島の世界自然遺産登録区域及び緩衝地帯の保全管理や保全管理の担い手としての若い世代や地域の人材の育成に関して一層の連携・協力を図ることを目的として、以下の7機関で連携協定を締結することとなり、令和3年8月19日にオンラインにて締結式を行いました。
沖縄県、国立大学法人琉球大学、学校法人沖縄科学技術大学院大学学園、国立研究開発法人国立環境研究所生物多様性領域、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所九州支所、林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署、環境省沖縄奄美自然環境事務所
広報普及科長 松本麻子
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世界自然遺産の登録おめでとうございます。 |
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世界自然遺産登録おめでとうございます。 |
九州支所で発行している当該地域に関連する刊行物をご紹介いたします。
奄美大島以南にも広く分布する樹木と生物
カシノナガキクイムシとその仲間(PDF:1,541KB)(2020年9月)
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