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更新日:2017年3月30日

場長あいさつ 

   ようこそ!東北育種場のホームページへ!!

  東北育種場は、昭和33年に設置されてから59年を数え、関係機関のご協力及び諸先輩方の多大な努力により、林木育種素材の収集と、林木育種の実施を行って参りました。  
   また、今年4月から森林総研法の改正により国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター東北育種場という名称に変わりました。
   名称も新しくなり、心機一転、東北における林木育種事業を各県等とも協力しながら積極的に進めていきたいと考えています。

  現在、力を入れていることは以下の通りです。

○スギ、カラマツのエリートツリー・特定母樹の開発推進
   スギとカラマツのエリートツリーについて、引き続き開発を進めます。
   スギの特定母樹に関しては、エリートツリー及び雪害抵抗性品種の中から成長の優れた ものを選び、農林水産大臣の指定を受けることこととしています。28年度末現在、36 系統開発しています。
   カラマツの特定母樹については28年度に東北地方で初めて9系統を開発しました。
   今後も引き続き、開発を進めます。

○マツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発と海岸林再生用苗木の大量生産技術の開発
 ①抵抗性クロマツ品種の開発促進
     海岸防災林等のマツノザイセンチュウ病の激害林の再生に資するため、抵抗性の高い品種の開発及び普及を行います。
 ②苗木大量生産のための増殖技術の開発・普及
     東日本大震災で被災した海岸防災林復旧に必要な抵抗性クロマツ苗木の大量供給を図るため、平成25年度に採択された農食研事業により、抵抗性採種園におけるホルモン処理や簡易な人工交配による充実種子大量生産技術、寒冷地に適したさし木技術、バイオテクノロジー技術を活用したクローン苗生産技術の開発を行いました。今後、研究・開発した成果の普及を図ることとしています。

○カラマツ種子の安定的な確保に資する着花促進技術の開発
    カラマツは、近年、需要が高まっていますが、着花は豊凶が激しく、種子不足が現実化しています。
    このため、安定的な種子生産を図るため、国有林の旧カラマツ採種園を活用して久慈支署、岩手県及び東北育種場の3者協同で着花促進技術の開発を行います。
 
○林木ジーンバンク事業
    育種場の主要事業の一つである林木ジーンバンク事業は、新品種の開発やバイオテクノロジー等先端技術の開発を目的に「新品種の開発のための育種素材の供給源の確保」と「絶滅に瀕している種の確保」を中心に探索・収集と増殖・保存を実施します。

○林木遺伝子銀行110番の取組
    林木ジーンバンク事業の一環として行っている「林木遺伝子銀行110番」は、平成15 年に始まり、天然記念物や名木、ご神木など貴重な樹木が枯れたり、工事などでなくな る危険性の高いものを所有者の要望により、「さし木」や「つぎ木」で親木と同じ「遺 伝子」を持った苗木を育成し、育成された苗木を所有者にお返しするという事業です。
    平成28年度は、山形県西川町の「大井沢の大クリ」、宮城県村田町の「白鳥神社のイ チョウ」等5件の里帰りを実施し、地元の方に喜んでいただきました。
    今後も積極的に取り組みたいと考えていますので、皆様のさらなる御要望、情報を期 待いたします。

○新需要等の創出
    第4期中長期計画では、新需要等が期待できる有用樹種において、優良系統の選抜が 可能となる母集団の作成を行うこととしています。
    現在、東北育種場では、キハダ、ウダイカンバ、イタヤカエデについて、収集を開始 しています。
   
    次に、陸前高田市の奇跡の1本マツの後継樹の現況をお知らせします。つぎ木苗4本(やなせたかし先生が命名した長男ノビル、次男タエル、三男イノチ、4男ツナグです。)が、順調に生育し平均樹高が90Cmほどに成長しています。
    しばらくは、東北育種場の苗畑で育成し、地元に里帰りする日を無事に迎えられるように大切に育てていきます。


国立研究開発法人森林研究・整備機構                                                
                                                   森林総合研究所林木育種センター東北育種場
                                                                                                                場長  関  充 利