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更新日:2022年2月3日
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東北育種場内には苗畑があります。樹木の苗を育てる場所です。
さて、今回話題としたコンテナ苗ですが、長い育苗の歴史の中でもこれは結構画期的なものなのです。日本では生産が始まってまだ10年そこそこですが、令和元年度には林業用の苗木生産量の3割近くがコンテナ苗に置き換わってきており、特に当育種場がある東北育種基本区※2の6県では既に半分以上がコンテナ苗として生産されています。
育種場では、成長や材質の優れた品種の研究開発や、開発した原種の配布などの事業を行っていますが、これらの事業を進める上で必要になってくる苗木の生産もここで紹介したように独自に行っているのです。このため、試験研究機関であるとともに現場を持つちょっと不思議な職場でもあります…
※1空中根切り:コンテナの底面は粗い格子がついているだけで広く開放しており、ここまで達した根が空気に触れることにより根の成長が止まる現象を利用した根切りの方法。
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【写真-1,2】最初は、あーだ、こーだ言っていたのが、じきにスムーズに作業は進む |
【写真-3】しっくり収まったコンテナ苗 |
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【写真-4】コンテナ |
【写真-5】左がコンテナ苗、右が裸苗 |
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