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更新日:2020年5月7日

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山・里の恵みと山村振興 市場経済と地域社会の視点から

山・里の恵みと山村振興
  • 編者: 森林総合研究所
  • 発行: 日本林業調査会
  • 定価: 2,500円(本体価格2,381円)
  • 刊行日: 2011年3月15日
  • 規格等: A5判367頁
  • ISBN 978-4-88965-206-2

【緒言】から
経済のグローバル化のなかで、減反の強化や林業活動の停滞などにより山村経済は低迷し、山村人口の減少が続いている。山村の過疎化によって山村の有する公益的機能の発揮や地域の暮らしに支障をきたすおそれがあるため、有効な山村振興対策が模索され、「山村振興法」等に基づく農林業の基盤整備や道路・上下水道などの生活基盤整備が鋭意行われてきた。しかし、山村の人口減少に歯止めはかかっていない。
国産材林産企業の規模拡大は、木材の供給基地として位置づけられる山村地域に少なからぬ影響を与える。このことを地域の活性化にどう結びつけていけばいいのだろうか。一方で、街並み景観を整えるための、または棚田や空き民家、ササぶき民家の保全と利用を両立させるための地域内外の人や組織による社会連携の取り組みが山村で始まっている。このような取り組みをグリーン・ツーリズムなどを通じた地域の活性化にどう結びつけていけばいいのだろうか。本書は、これらの二つの課題について、事例研究を積み重ね、山村地域の活性化に結びつけていくための手がかりを求めようとしたものである。
2011年3月 (独)森林総合研究所 理事長 鈴木和夫

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