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地球温暖化の影響へ関心が高まる中、積雪調査の重要性が増しています。冬季の降水が雪で降るか雨で降るか、山岳域の積雪は増えるのか減るのか、雪崩などの雪氷災害への影響はどうか、降積雪の観測や調査に基づいて明らかにしてゆく必要があります。本書は、積雪観測の手引書として、積雪を観測する現場で使用されることを想定し、図表や写真を多用して、観測法に特化した内容で構成されています。降積雪に関わる現象の理解や問題解決に役立てられることを願っています。
<目次>
・第1章 地上気象観測 (尾関 俊浩)
・第2章 降積雪の観測 (尾関 俊浩)
・第3章 融雪量の観測 (尾関 俊浩)
・第4章 積雪断面観測 (竹内 由香里 *・山口 悟)
・第5章 化学分析のための積雪試料採取 (的場 澄人)
・第6章 雪粒子の観察と撮影 (池田 慎二)
・第7章 広域積雪調査(スノーサーベイ) (兒玉 裕二)
・第8章 雪崩斜面における積雪安定性評価と弱層テスト (池田 慎二)
付録
I. 雪の結晶分類 (佐藤 篤司)
II. 雪質分類 (西村 浩一)
III. 雪崩分類 (阿部 修)
*当所職員
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