森林保険センター > 森林保険センターについて > 森林保険センター所長挨拶
更新日:2024年6月18日
ここから本文です。
森林保険センターは、平成27年4月に森林国営保険業務を国から引き継ぎ、森林保険を取り扱う専門機関として国立研究開発法人森林総合研究所に設置されました。現在は、国立研究開発法人森林研究・整備機構の組織として、森林保険制度の安定的・永続的な運営に取り組んでおります。
森林保険は、昭和12年に国営の森林火災保険として創設され、保険の対象に風害、水害、雪害等の6つの気象災害と噴火災を加えるなどの制度の充実を図り、現在は8つの森林の損害を塡補する総合的な保険となっています。
我が国は地形が急峻で降水量が多いことから、森林は国土保全上重要な役割を果たすとともに、木材生産を含む多面的な機能を発揮することを通じて、豊かな国民生活に貢献しています。
我が国の森林面積の約4割を占める人工林が本格的な利用期を迎え、環境への負荷が少ない木材を積極的に利用する取組が推進される中にあって、伐採後に着実に植栽して次世代の森を育てていくことを通じ、循環型社会を実現していくことが重要となっています。
近年、気候変動の影響等もあり自然災害が増加、大規模化しつつあり、これまで災害と縁のなかった地域でも大きな災害が起こるケースが増えています。森林についても同様で、突然やってくる災害が尊い財産や森林の機能を奪っていきます。
森林所有者の皆様自らが災害に備える唯一のセーフティネットである森林保険は、被災による経済的損失の補填を通じて林業経営の安定に貢献するとともに、被災地の早期復旧にも大きな役割を果たしております。
森林保険に入っていてよかったという声を励みに、保険金支払の迅速化など被保険者等へのサービスの向上に努め、皆様が安心してご利用いただけるよう尽力してまいりますので、ぜひ皆様のご意見、ご要望をお寄せください。
今後とも、森林保険及び森林保険センターへのご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
国立研究開発法人森林研究・整備機構
森林保険センター所長馬場敏郎
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.