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森林保険では、火山の噴火に伴う火山灰等の噴出物や地形変化により生じた「根返り」「幹折れ」「埋没」「焼損」等の損害に備えることができます。
噴火による被害は、個々の火山の性質や活動期間、噴火時の降雨や積雪の有無、気象条件等により異なります。主な被害形態としては、溶岩や火山灰、噴石等の火山噴出物による被害、噴火活動に伴う地形変化による被害、火山噴出物が降雨や融雪と複合的に作用することで生じる被害があります。
【火山噴出物による被害】爆風による根返りや根抜け、衝撃による幹折れ、火砕流による焼損や流失、堆積した火山灰への埋没等
【地形変化による被害】根返り、傾斜等
【噴火後の降雨や融雪等による被害】埋没、根返り等
年度 | 件数 | 面積(ha) | 保険金額(円) |
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H27 | - | - | - |
H28 | - | - | - |
H29 | - | - | - |
H30 | - | - | - |
R1 | - | - | - |
R2 | - | - | - |
R3 | - | - | - |
霧島山(新燃岳)では、平成23年1月に小規模な噴火が発生し、以降本格的なマグマ噴火が始まり、爆発的噴火が繰り返されました。いずれの噴火でも、火砕流は確認されませんでしたが、多量の降灰や噴石の飛散による被害が発生しました。
三宅島では、平成12年6月に小さな火山性地震が観測され始め、7月には小規模な噴火が、8月には大きな噴火が発生し、火砕流や雨による泥流が発生しました。噴火は9月まで続き、火砕流や泥流、降灰、火山ガスなどによる被害が拡大しました。
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