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ナラ枯れ研究会(主催:大阪市立大学理学部附属植物園)

開催日:2012年10月5日(金曜日)13時00分~16時30分参加者:40名

大阪市立大学理学部附属植物園で「ナラ枯れ研究会」が開催されました(共催:森林総合研究所関西支所、後援:交野市)。定員は40名でしたが、ナラ枯れに関心のある多くの市民と共に、植物園現場スタッフも作業服で駆けつけ、大盛況でした。

第1部の講演会は関西支所の大住克博による「里山の歴史と現状」、同衣浦晴生による「カシノナガキクイムシの生態とナラ枯れ」、黒田慶子神戸大学教授による「ナラ枯れ-木はなぜ枯れるのか」、の3本立てで、学術的研究成果が解りやすく解説されました。

第2部は植物園の根来譲二氏による植物園におけるナラ枯れ被害の現状、交野市みどり環境課の藤田保氏による交野市の被害状況の報告で、いずれも2、3年前に始まった被害が爆発的に増加していることが報告されました。園内の見学では、防除の努力や、周囲の貴重な植栽を傷つけないよう枯死大木を伐採する方法が解説されました。植物園の苦労とナラ枯れの猛威が改めて痛感されました。

なお、関西支所も植物園のナラ枯れ対策に技術協力しています。

大住克博(関西支所森林生態研究グループ)

衣浦晴生(関西支所生物被害研究グループ)

 

黒田慶子氏(神戸大学大学院農学研究科教授)

 

熱心に聴講する参加者

園内のナラ枯れ被害木