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林業試験場関西支場
”明日の森林は今日の研究から”のシンボルテーマのもとに、国際林業研究機関連合(IUFRO,ユフロと省略)第17回世界大会は、9月7日の開会式、引き続き行われた各種の協議・会議、9月12日の閉会式およびその後のエクスカーションなど盛り沢山の行事を経て、盛会の裡に終了いたしました。この世界大会が、日本で立派にとり行われたことは、日本の林業界の総合した力の大きさを示したものとして、まことに喜ばしいことでした。
この大会のために与えられた林業関係の方々の絶大な御後援、更には、直接林業に関係しておられない方々からも寄せられた有難い御協賛、このようなバックアップは、大会そのもののためであると同時に、林業試験研究に対する励ましのあらわれと感じました。”明日の森林は今日の研究から”の活字を目にし、言葉を耳にするにつけても、ユフロ大会開催地で林業試験研究の一端を担っている当関西支場の役割の重さを再認識させられるおもいがいたします。
記念すべきユフロ第17回世界大会開催の年に刊行されたこの年報では、昭和55年度の業務概要を紹介させて頂いておりますが、当支場の業務が、明日のよりよき森林育成のために役立つものでありたいと願って止みません。
最後に、当支場運営の上で、常々、お世話になっております諸機関はじめ多くの皆様にお礼を申しあげますとともに、当年報についての御批判、また当支場運営についての御鞭撻などを賜わりたく、お願い申しあげる次第でございます。
昭和56年9月17日
林業試験場関西支場長山田房男
一括版のpdfファイルはこちらです。年報第22号(昭和55年度)(PDF:7,127KB)
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