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令和3年7月14日
岩手大学農学部森林科学科の学生34名が令和3年6月17日(木曜日)、24日(木曜日)の2日間に分かれて東北育種場に来場し、ツツジのさし木とスギのつぎ木の実習を行いました。
例年開催されている当実習は、新型コロナウイルス感染症のため昨年は中止となりましたが、今年は室内での座学を中止し、学生を半分ずつにして2日間に分けて受け入れるなど、感染対策を行った上で実施しました。
当日は、屋外で遺伝資源管理課長から林木育種とはなにかについて説明した後、グループに分かれて実習に入りました。まず、ツツジのさし木では、各人が場内のツツジから枝を採り、その後、さし穂の葉をどれくらい残すかなど職員に聞きながら、一人4本ずつさし付けを行いました。ナイフを使って切り口をくさび形にする作業では、最初はおぼつかない手つきでしたが、すぐに慣れて作業を行えるようになりました。
スギのつぎ木では、職員が準備していた30cm程の枝からつぎ穂を選び、つぎ穂と台木の形成層を合わせることなどのつぎ木のポイントを職員から教えてもらいながら、割りつぎの方法を学びました。
学生の皆さんにとっては初めての経験でしたが、真剣な表情で作業に集中して取り組んでいました。良い経験になったのではないかと思われます。
各育種場及び林木育種センターでは、小・中学校、高校、大学等からの実習や見学を随時受け付けております。新型コロナウイルス感染症のため、実施が困難な内容もございますが、お気軽にご連絡ください。
職員によるさし木の指導 | さし木の様子 |
職員がつぎ木のやり方を解説 | つぎ木の様子 |
(東北育種場)
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