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絶滅の危機に瀕している樹種、滅失の危機に瀕している天然記念物等の巨樹・名木、ミズナラ等の有用広葉樹やエゾマツ、ヒバ等の育種素材として利用価値の高いもの等の遺伝資源を収集・増殖・保存し、特性評価を行って貴重な林木遺伝資源の確保を図ります。
遺伝資源の収集は厳冬期に行われます | 森林管理署等の協力を得てスノーモビルで現地に向かうこともあります |
ゾンメルスキー | スノーシュー(かんじき ) |
ノルディックスキーの裏にアザラシの皮を張ったスキーを雪上を歩くのに使います | |
測竿鎌 | ボウガン (洋弓銃) |
樹木の高さを測定する竿の先に小型の鎌を取り付けたもので15mまで伸びます。 これをのばし、高い枝に鎌を掛け切り落とします。 |
竿鎌で切り落とせない太く高い枝を切り落とすのに使います。 矢に取り付けたロープにチェーンソーの刃を取り付け、両端から引っ張ります。 |
これらの実施に当たっては、林木遺伝源連絡会を通じる等して、林木遺伝資源を保有する機関等との情報交換、意見交換等の実施などにより連携します。
森林総合研究所林木育種センターでは、天然記念物や巨樹、名木等の樹木を対象に、後継樹を増殖する「林木遺伝子銀行110番」を開設しています。
この林木遺伝子銀行110番は、機関や個人等が所有する天然記念物や巨樹、名木、有名木等の樹木が高齢等で衰弱している場合などで、これらの機関等から全く同じ遺伝子を受け継いだ後継クローン苗木の増殖要請があった場合に、さし木やつぎ木等の方法により後継クローンを増殖する取組です。
増殖したクローン苗木は、所有者へ里帰りさせるとともに、当センターでも林木遺伝資源として保存し、また、研究材料として活用させていただくこととします。
(1) 林木遺伝資源として林木育種センターで保存する価値があると判断されるもの
(2) 天然記念物、巨樹、名木、御神木、森の巨人たち100選等これらに類するもの
(3) 高齢等の理由により衰弱がみられる等、後継樹の増殖緊急性が高いと判断されるもの
(樹種や樹齢により、さし木つぎ木増殖が困難な場合は除きます)
林木遺伝子銀行110番取扱要領(PDF:158KB)
利用申込書(Word:35KB)
京極町開拓記念樹の里帰り(虻田郡京極町)(令和4年5月) 乙女桜の里帰り(爾志郡乙部町)(平成30年4月)
二十間道路の桜並木の採穂(新ひだか町)(令和5年1月)
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