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札幌Lプラザ(札幌市)にて「これからの北の森づくりを考える」をテーマに4課題の発表が行われました。
当育種場からは「高収量品種を利用した効率的なヤナギバイオマス生産」と題して矢野主任研究員が発表を行いました。
当協議会(北海道森林管理局・森林総合研究所北海道支所・森林総合研究所林木育種センター北海道育種場で構成)は、北海道地域における技術開発及び試験研究に関する情報の交換・成果の普及等を目的として平成22年度に発足しました。
今年度は札幌市定山渓地区および簾舞地区に設定している試験地に赴き、検討会を開きました。
現在、北海道育種場はフィンランド森林研究所(METLA)とトウヒの交雑育種に関する共同研究を実施しています。この中で北海道育種場ではアカエゾマツ×ヨーロッパトウヒの雑種、フィンランドではヨーロッパトウヒ×アカエゾマツの雑種を作り、両国で初期成長や気候変動に対応する新しい品種を開発していこうと考えています。
今年9月にフィンランドから育種の専門家3名が来場し、共同研究に関する打合せを行いました。様々な意見および技術情報の交換がなされ、改めて両国の共同研究による意義を確認することができました。今後も、フィンランドとの情報交換を行い、北海道の林業に役立てていきたいと考えています。
北海道育種場についての概要説明 | 北のパイオニアについての説明 | コンテナ苗の説明 |
この講座は、当場の所在地である江別市が環境保全意識を高め自発的な取り組みを支援するために開催しており、今年は地域の環境施設と研究機関を学ぶ見学会として、北海道育種場にも来場されました。
当日20名の方が参加されており、当場の業務について少し御理解いただけたようです。
育種事業についての説明 | 苗畑での説明 | 遺伝資源保存園での説明 |
6月5日、札幌工科専門学校環境緑地工学科の1、2年生27名(引率教師含む)が、同校の課外授業の一環である林業体験学習で当場を訪れました。
午前は、当場の概要等をビデオやスライドで説明し、その後場内にて試験園や保存園等を案内しながら研究・事業の成果等の説明を行いました。
午後からは、つぎ木による増殖について、スライドによりつぎ木の方法を説明した後、苗畑にて実際にヤチダモのつぎ木実習を行いました。
学生達は皆、講義や実習中も積極的に質問し、メモを取るなど熱心に取組み、非常に熱気ある課外授業となりました。
育種事業についての説明 | ヤナギバイオマス試験地での説明 | つぎ木の体験実習 |
5月18日、北海道大学農学部森林学科3年生32名が、講義の一環として来場しました。
午前中はカラマツ等の品種開発に関する講義と圃場の見学、午後は林木遺伝資源に関する講義と種子の発芽試験や人工交配に必要な花粉の取扱に関する実習が行われました。
学生達は普段はなかなか触れることのない樹木の種子や花粉を興味深そうに観察するなど、知見を深めていました。
カラマツ雑種「北のパイオニア1号」の説明 | 林木遺伝資源の保存に関する講義 | 種子の発芽試験に関する実習 |
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